◉コーラが引き起こすこととは？
莫大な量の角砂糖が入っている飲み物「コーラ」
コーラを辞めたほうがいい最大の理由は、原材料です。成分表を見てもらうと、糖類、果糖ブドウ液糖と砂糖から始まっています。原材料の並びは量が多い順です。ということは、糖類が非常に多く入っているということが分かります。
どのくらい入っているかというと、1本500mlの中に56.5gの糖が含まれているんです。ものすごい大量の角砂糖が入っているようなもの。普通にたべようとしても無理な量の角砂糖でも、コーラなどの清涼飲料水になるとなぜか飲めてしまうのです。
大量の糖が「低血糖」を起こす
コーラは低血糖を誘発しやすい飲み物です。大量の糖が一挙に体内に流れ込むと、血糖値が一気に上がり高血糖を起こします。すると体がびっくりして、糖を抑えるために過剰なインスリンを分泌するんです。すると結果、血糖値を大幅に下げてしまいます。
低血糖になると、脳に糖が届かなくなり、フラフラしたり鬱っぽくなったりイライラしたりキレやすくなったりと、多くの不安症状を起こします。
こうした低血糖状態が持続的に起きると、体は血中濃度を上げようとアドレナリンを分泌。アドレナリンは血糖値を上昇させるだけでなく、キレたりパニックを起こしたりするホルモンです。さらにアドレナリンは酸化ストレスに弱いため活性酸素の近くにあると、幻覚作用を起こしてしまいます。
こうした身体の異常事態が、コーラによって引き起こされてしまうんです。
果糖のおそるべき「糖化力」とガンのリスク
コーラに含まれる果糖の怖いところは、糖化力がブドウ糖の約10倍であるという点にあります。糖化力とは、タンパク質を劣化させる作用があるんです。例えばお肉を焼くと、こげができるでしょう。あの現象が「糖化」です。糖化が起きると、身体はどんどん老化してしまいます。
さらに最近の研究では、果糖はブドウ糖よりもガン細胞のタンパク質合成を促進し、腫瘍の増殖や転移を促進させてしまうことがわかっています。
果物にも果糖は含まれますが、果物の場合は食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富です。そのため緩やかに代謝されるのですが、コーラなどの清涼飲料水の場合は食物繊維やビタミン、ミネラルはないため当然果糖だけの悪い作用が起きるんです。
コーラ好きから代用品を楽しめるようにしよう
今コーラが好き、いやコーラ中毒の人も、抜け出す方法があります。それは代用品を用意することです。とは言っても、ここでいう代用品はカロリーゼロ飲料を利用するのではないですよ。
カロリーゼロには必ず人工甘味料が使われています。人工甘味料は血糖値をあげませんが、かわりに糖尿病体質や活性酸素になりやすかったり、生殖機能を低下させやすかったりするということがわかっています。
代用品として適しているのは天然炭酸水、私のおすすめは「ゲロルシュタイナー」です。これはドイツ生まれの天然炭酸水で糖類は一切入っていません。非常に飲みやすく炭酸もちょうど良い量が入っています。
「ゲロルシュタイナー」のいいところは、マグネシウム量が豊富だということです。例えばいろはすに含まれるマグネシウム量は2.75mgですが、ゲロルシュタイナーには50mgも含まれます。なんと言っても理屈抜きに美味しいため、慣れるとこれで十分満足できるようになるんです。
逆にコーラが甘すぎて飲みたくないくらいになり、中毒から抜け出すことができるでしょう。
まとめ
コーラを飲んだからといってすぐ死ぬわけではありませんが、身体への負担はめちゃくちゃ大きいです。コーラを飲む量を控える、のではなくなるべく「コーラ断ち」をして、もっと身体にいいおいしいものを選ぶようにしましょう。
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