水を飲むと痩せる?水と栄養素の〇〇な関係
今回はなぜBeginning Fitnessトレーナーが水分をしっかり摂るようおすすめしているのか、
水分摂取がもたらす栄養素との密接な関係について説明していきます。
当たり前すぎてなかなか意識したことがない【水を飲む】行為ですが、栄養素の代謝はすべて体液という水の中で行われています。
このブログを読めば今後の水の飲み方が変わりますよ♪
水の分布
水は栄養素に分類されていませんが、体液、皮膚や筋肉、臓器、骨など体内のあらゆる部分に分布しており、体内に最も多く含まれる成分です。
体重の約2/3は水分で、これを体液と言います。
体液は細胞内・細胞外や体腔(臓器の隙間)に存在します。
水分量としては新生児が一番体水分量が多く、年齢とともに少なくなります。
大人とくらべて子どもの水分摂取を気を付けたい理由は、体水分量が多いので脱水が起きやすく、気付いた時には重症化しやすいリスクがあるためです。
水と栄養素の密接な関係
栄養素は体内ですべて水に溶けた状態で消化吸収、運搬されます。
糖質、脂質、タンパク質が消化されるときには水に溶けている消化酵素の作用を受けます。
中性脂肪は水に溶けませんが、胆汁の力を借りて水に溶けます。
水に溶けた栄養素に消化酵素が作用すると栄養素は水と反応して分解されますが、これを「加水分解」と言います。
糖を含め栄養素は吸収されるときに必ず小さくなってから吸収されます。
糖の最小の物質はブドウ糖(グルコース)として体内で栄養となりますが、それはすべて加水分解の作用を受けるからです。
食べ物が栄養になり、生きていくエネルギーとして使われるようになる(=代謝を行う)には水を介さないといけないんです。
✅栄養素が細胞膜に入り代謝を行うには水は必要不可欠。
老廃物の排泄と水
老廃物を運ぶ体液も水分です。
不要になった栄養素は体液に溶けて細胞外に出ます。そして血液によって腎臓に運ばれて排泄されます。
腸内では水分が少なすぎると便が硬くなり、スムーズに動けず体外に出にくくなります。
リンパ液は脂質の運搬以外にも古い細胞や血球のかけら、むくみの原因になる老廃物を運搬するなど、不要なものを排泄するのにも水分は大きく関わります。
✅体の中からキレイになるのには水分は必要
体温調節と水
体の中の水分である体液は温度を一定に保ってくれます。
トレーニングを行う時、筋肉グリコーゲン(筋肉に存在しているブドウ糖)が分解されてエネルギーが発生します。
これは筋肉を動かすためだけのエネルギーではなく、熱を発生するエネルギーにもなります。
この熱が体温と言われるものです。
体温が高い状態というのはエネルギー消費が多いということですが、体液が調整してくれるおかげで余分な熱は汗や呼気になり気化熱を奪うので、トレーニングしても体温が40℃超えて倒れ込んでしまう・・ということにはならないのです。
✅トレーニングの熱産生をスムーズにしてくれるのは体液のおかげ
水を飲むと痩せる理由
✅栄養素が体内できちんと循環できるから
✅老廃物を流して体の中を掃除するから
✅熱産生をスムーズに行い代謝を上げるから
栄養素ではありませんが、実は体の中で大きな役割を担っている水分。
水分をきちんと摂ると痩せる理由はこんな理由があったんですよ。
水分摂取は正しく行わなければ意味がありませんので、
正しい摂取の仕方やタイミングについてはこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
0コメント