ダイエットにプロテイン飲料は必要?
以前プロテインとはなにか記事を書きましたが、もう一度プロテイン商品はどんな人が必要とするのか管理栄養士目線でしっかりお話ししようと思います✨
気軽に手に入るものですが、
生活スタイルや必要量に応じてプロテインの取り入れ方は人それぞれ違います。
まずはしっかり記事を読んでいただけたらと思います😊
プロテインとは
プロテインとは、もともとの意味はタンパク質(protein)を指すものですが、プロテイン飲料などはそのままプロテインと呼ばれています。
市販されている多くはホエイ(主に牛乳に含まれる成分)を原料にしているものが多いですが、大豆由来の植物性のものもあります。
必須アミノ酸を添加し筋肉合成に特化したものや、脂肪ゼロのもの、食物繊維やビタミンB群などを添加したものなど、用途に合わせた商品が存在します。
タンパク質が食材によって左右されることなく、手軽に補えます。
カテゴリーは健康食品。すなわちサプリメントと同類です。
どのくらいタンパク質が摂れる?
スーパーやコンビニなどでよく見る商品だと大体200mlあたり10g~15gで摂取出来るものが多いです。(画像のものは15g)
粉を溶かして飲むタイプのものは、何杯入れたかによって量はまちまちです。
ちなみに15gを食べ物で摂ろうとすると・・
◎卵120g
=約2個(タンパク質15g)
◎納豆100g
=約2パック(タンパク質17g)
◎ささみ80g
=1切れと半分(タンパク質16g)
◎水煮ツナ缶100g
=1缶と半分(タンパク質16g)
◎カツオお刺身60g
=4切れ(タンパク質15g)
◎豚肩肉80g
=大体1人分(タンパク質16g)
200ml飲まなくても、タンパク質15gは食材から充分摂ることができるんです。
プロテインでしかタンパク質が摂れない訳ではないので、まずは食事からどのくらい摂れているか知ることがダイエットのスタートです。
食事からとれないときはサプリメントとして取り入れる意識が大切です。
プロテインを飲むと痩せる?
よく「プロテインを飲むと痩せる」と耳にしますが、プロテイン自体には痩せさせる力はありません。
タンパク質を取り入れ栄養不足が改善した場合や、運動も一緒に取り入れ筋肉がつくことで基礎代謝が上がり体脂肪が減るんです。
つまりは、
「その人の普段の食事や運動度合い、取り入れ方でまちまちだ」
ということです。
例えば、
◎普段からタンパク質不足の人がプロテインを飲むことで栄養バランスが改善された場合
◎運動をしっかりする人が摂り、筋肉量がついて基礎代謝量が上がって痩せる場合
このように必要な人がうまく補助として取り入れた場合、ダイエットのサポートになります。
しかし、
◎もともとタンパク質を食事からとれている人がさらに追加する
◎普段から食べすぎの傾向にある人が追加でプロテインを飲む
タンパク質は1g=4Kcalあります。
この場合はただカロリーを余分に摂っているだけなので、とり過ぎた分を消費できなければ脂肪に変わります。
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大切なことは
まずはダイエットを始める際は、どの食材を摂ればタンパク質が摂取できるのかを知ることの方が大切になります。
手軽に摂れるプロテインは便利なものです。
ですが、近道をしてしまうと結局は痩せるために
「何から・どのくらい・どう食べるのか」がわからないままになってしまうからです。
まずは自分の食事をしっかり見直して、生活環境に応じて取り入れるものと考えてみてください。
生活スタイルや必要量に応じてプロテインの取り入れ方は人それぞれです。
分からないことや具体的な摂取量などはぜひお気軽にご相談くださいね✨
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