【酵素ってなに?】酵素ドリンクのウソ・ホント
最近よく酵素ドリンクやサプリメントを見かけますし、「酵素ドリンク飲んでいるよ~」という声もちらほら・・😉
でも酵素っていったい何でしょうか?
今回は酵素とは何か、市販の酵素商品から効果は得られるのかお伝えします♪
酵素ってなに
体内のあらゆる化学反応に対して触媒として機能してくれるタンパク質。
体内で起こるあらゆる生体反応は全て酵素によって担われている。
この説明では少し難しい酵素・・さらに詳しく説明します♪
酵素の種類
酵素はまず2種類に分類されます。
まずは私たちの体の中に備わっている潜在酵素と
食べ物に含まれている食物酵素です。
ー潜在酵素ー
【消化酵素】
私たちは食べ物から栄養をもらい生きています。
取り入れた食べ物を分解してエネルギーに変えるための働きを消化酵素が担います。
【代謝酵素】
代謝とは栄養素を「呼吸・運動・考える・免疫力を高める」など、人間が生命を維持していくためのエネルギーに変換し生命活動を行うことをいいます。
代謝酵素は消化によって分解された食べものの栄養素を体の隅々に送り込む働きを担います。
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2つの潜在酵素がうまく働くことで、生き生きとした活動力やぴちぴちのお肌を保つことができます。
この2つはもともと私たちの体に備わっているもので、年齢と共に減少していきます。
一人一人つくられる量には限りがあり、その酵素がなくなるときが人間の寿命ともいえます。
【食物酵素】
食物の中に含まれる食べ物由来の酵素。
私たちは日々、体内に備わっている酵素以外にも食べ物の酵素の力も取り入れて生きています。
例えば大根おろしが胃にやさしいといわれること、酢豚のパイナップルはお肉を柔らかくする、などは食物酵素の働きを利用しています。
酵素を多く含む食べ物
1.生もの
酵素は熱により変性してしまう性質を持つので、酵素の力を最大限引き出すにはやはり「生食」が一番です。
私がよく食事指導で「生野菜・加熱野菜の両方を食べてください」とお伝えするのは生野菜から熱に弱いビタミン以外にも酵素を摂っていただきたいからです。
生野菜だけでなく、生魚にも多く含まれるので、お刺身をおすすめする理由も酵素を補っていただく理由があります。
酵素を多く含む食べ物
2.発酵食品
発酵では、酵素が食品中のタンパク質をペプチドやアミノ酸へ分解し、うまみや独特の風味を生みます。
タンパク質以外にも炭水化物は腸内細菌が利用できる糖へと分解され甘みが生まれ、腸内環境を整えます。
発酵させる際、栄養素が分解される副産物として元々なかった栄養素が加わることで栄養価が上がりる利点があります。
甘み、うまみだけでなく栄養価が高くなる発酵食品は毎日取り入れたい食材です。
✅酵素をうまく取り入れるポイントは①生ものと②発酵です。
✅刺身や納豆、みそ、しょうゆなどを使用する日本食は酵素を補いやすい食事と言えます。
酵素ドリンクは効果があるの?
酵素ドリンク(こうそドリンク)
野菜や果物などの原材料を、素材や菌が持つ酵素と微生物自体の働きによって発酵させた植物発酵飲料。
植物発酵エキス、植物発酵飲料、または単に酵素、などとも呼ばれる。
by Wikipedia
酵素ドリンクとはいわゆる健康食品で、まだまだ効果に関しては不明な点も多いのが現状です。
そして重要なのが酵素が活性するのは「加熱していない生の状態」だという点です。
加熱処理を施し、商品として流通しているものから効果を得られるかと言われると、
製造元が提唱する効果を100%得るのはむずかしいと考えられます。
まずはご自身が飲んでいる酵素ドリンクや商品が加熱処理がしてあるのかチェックしてみてください。
そして酵素ドリンクを選ぶ場合は非加熱で、なおかつ安全なものを目安にしてみてください。
✅酵素商品だけでなく発酵調味料を選ぶ際も「非加熱処理」を選ぶのがポイント
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そもそも酵素は生野菜・生の魚介類・発酵食品からも日常的に摂ることが十分可能です。
まずは
・意識してサラダを食べる
・刺身を週1~2回食べる
・味噌汁を毎日飲む
など取り入れてみてくださいね♪
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