◉オクラを栄養学的に解説!

日本の料理って、納豆をはじめネバネバ系が愛されていますよね。苦手な人も多いですが、その中で人気のある野菜がオクラです。
今回は、そんなオクラをいろいろな角度から解説します!

◉オクラについて
オクラは、アオイ科トロロアオイ属の植物、またはその食用果実です。英名 okra の語源は、ガーナで話されるトウィ語の nkrama から。その形状からLady’s finger(婦人の指)とも呼ばれるます。
原産地はアフリカ北東部(エチオピアが有力)。原産地や熱帯では多年草で、何年も繰り返し果実をつけますが、日本では冬越しができないため一年草です。
和名をアメリカネリと言い、ほかに陸蓮根(おかれんこん)の異名もあります。沖縄県や鹿児島県、伊豆諸島など、この野菜が全国的に普及する昭和50年代以前から食べられていた地域では「ネリ」という日本語で呼ばれていたんだとか。
今では「オクラ」という英語名称以外では、通じないことが多いです。
角オクラは10cm、丸オクラは15〜20cmくらいに成長した段階の若い果実を食用とし、日本でも広く普及しています。大きくなりすぎると繊維が発達して食感が悪くなり、食品価値を失ってしまうんです。
短期間で50cm-2mほどに生長し、15-30cmの大きさの掌状の葉をつけます。
黄色に中央が赤色のトロロアオイに非常に似た花をつける。開花は夜から早朝にかけてで、昼にはしぼんでしまいます。
開花後、緑色もしくは赤い果皮で長さ5-30cmの先の尖った形の五稜の果実をつけ、表面に短毛が生えており収穫適期の物でも肉眼では確認出来ない程に細くて鋭いトゲを有する事も。
それが指先に刺さってチクチクと痛みを感じても、トゲの位置が探し出せず厄介なことになるので、素手で触る際には先端から太い方向に指を滑らさないような注意が必要です。
熟すと木質化します。寒さに弱く霜が降りる気候では結実しません。


◉オクラの栄養素
オクラに含まれるぬめりの成分はガラクタン、アラバン、ペクチン、といった食物繊維です。
ペクチンは整腸作用を促しコレストロールを排出する作用や便秘を防ぎ大腸ガンを予防する効果があると言われています。
オクラには、βカロテンがレタスのおよそ3倍以上も含まれているようです。
抗発ガン作用や免疫賦活作用で知られていますが、その他にも体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
オクラに沢山含まれているカリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧に効果があります。
また、長時間の運動による筋肉の痙攣などを防ぐ働きもあります。また、カルシウムは骨を生成する上で欠かせない成分です。骨を丈夫にし、健康を維持します。また、イライラの解消にも効果があります。


◉オクラを選ぶポイント
オクラは、まず色が鮮やかであるのを選びましょう。
産毛がしっかりと残っているのも目安です。逆に、切り口や部分的に茶色くなっている物は古くなっている可能性があるので避けてください。
また小さめの方が味は美味しい事が多いです。大き過ぎると育ち過ぎて苦味が出始め美味しくないので、小ぶりの方が無難。柔らかい弾力がある物が美味しいです。


◉オクラの保存方法
オクラは日持ちしません。オクラはそれほど日持ちする野菜ではなく、冷蔵庫でも保存期間は3~4日ほど。長期保存したいなら、冷凍保存か干して乾燥させましょう。
オクラはアフリカ原産の野菜なので、低温下で保存すると低温障害を起こしてしまいます。オクラの保存の最適温度は7~10℃です。保存するなら冷蔵室ではなく冷蔵庫の野菜室がいいでしょう。
最適湿度は90~95%。湿度がしっかりと保たれた状態が重要です。湿度を維持するためにも新聞紙で包んだりポリ袋に入れて保存するといいでしょう。

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