なぜ?同じものを食べているのに『太る人』『痩せる人』
●同じものを食べているのになぜか痩せている人
●そんなに食べていないのになぜか太る人
この差はたった1つの差かもしれません。
今回は時間栄養学に沿って、痩せ体質に変える3つの習慣を教えます。
テーマは『体内時計と食事の関係』です⏰
【体内時計とは】
私たちの体の中には体内時計と呼ばれる1日のリズムを刻むメカニズムがあります。
それは時計遺伝子というものによって形作られます。
脳の視光叉上核と呼ばれる部分にメイン時計(24.5時間)があります。
ほかに胃や腸や皮膚など全身の細胞にサブ時計が存在し、それらが絶えず1日24時間と体内時間の24.5時間の0.5時間のずれの調整を行います。
この0.5時間のずれが生じると様々な健康リスクが発症しやすくなります。
肥満もリスクのうちの1つです。
【体内時計と食事の関係】
体内時計を正しく機能させる要因は「日光」と「食事」です。
体内と日中の時間には0.5時間のずれがあるので、毎日そのずれをリセットさせる必要があります。
正しい食事と日光で、脳のメイン時計にずれをリセットするよう指令を送るのです。
体内時計は近年研究が進むにつれ、食事のタイミングと肥満の関係が明らかにされる研究結果が出ています。
つまり、食べる時間帯によって少量でも肥満につながったり、しっかり食べても太らないということが起こるのです。
朝きちんと食事をし、太陽の光を浴びて体を目覚めさせることで体内時計は正しく動くことができます。
食べないことで体内時計が作動せず、体は蓄えモードになり少量でもエネルギーを確保しようとするので余分な脂肪がつきやすくなるのです。
朝食は抜いたほうが調子が良いといって食べないのは体内時計が狂う原因ですが、
飲んで深夜に締めのラーメンを食べ、朝食を抜くのはだめだからとコーヒーと菓子パンで済ませた、など深夜に食事をするのも体内時計が狂う原因なのです。
【実践方法】
難しいことは1つもありません!
簡単にできることを3つだけ守ればOKです!
✅朝食は夕食から12時間空ける
朝食は英語でbreakfast(=断食を破る)ですよね。
ただ朝食をとるだけでは体内時計は正しく作動しません。痩せ体質を作るには時間に気を付ける必要があります。
正しく体内時計を機能させる朝食のとり方は、一度体を断食状態(12時間開ける)にしておくことが大切なのです♪
例えば、19時に夕食を済ませたのなら、朝7時までは断食状態を保つ必要があります。
(水分補給は行って下さいね)
✅3食決まった時間に食べる
食べる時間がバラバラになることも太りやすい体質になる原因です。
朝食を抜くのもその原因の一つです。
体が断食明けの食事を待っているのに朝食を抜くと、体内時計をリセットさせる指令が脳に届かず、結果ずれが生じてしまいます。
体は次にいつ食べ物が入ってくるかわからないため、余分にため込む癖をつけてしまいます。
少ししか食べてないのに瘦せにくいのは体が蓄えモードになっているからなのです。
しかしいつも同じ時間に食事ができるわけではありません。
仕事で夜遅くなることだってありますよね。
そんな時は一旦夕食分を半分食べておき(お弁当に詰める・買う)、帰宅してから残りを食べる分割食にします。
すると、体が”ちゃんと食べ物が入ってきた”と認識し、余分にため込むことをしなくなります。
毎日は難しくても、自分のタイミングで食事ができる休日だけでも実践すると効果がでますよ、
✅朝からバランスよくしっかり食べる
体内時計を正しく作動させるには朝食が大事だと伝えましたが、食事の内容も重要です。
菓子パンやおにぎりだけたくさん食べていても体内時計は作動しません。
朝からしっかりたんぱく質を摂ることが重要なのです!
炭水化物+たんぱく質の組み合わせできちんと体内時計が作動しだすのです。
栄養素の吸収率を考えて野菜もたくさん摂り、朝からバランスよくしっかり食べることが痩せ体質を作るのに重要です。
その他、
糖をエネルギーに変えるインスリンの働きは朝が1番活発で、夜に向けてだんだんその働きが鈍くなります。
インスリンの働きが鈍くなるということは、糖がうまくエネルギーに変えられずに脂肪として蓄えられるということです。
炭水化物は活発に活動するための大切なエネルギー源ですので、活動量の多い朝・昼に雑穀米など適正量を摂って、夕食は軽めにし、食材に含まれる糖質で補うことが理想的です。
ーまとめー
ダイエットは食べ物も大切ですが、タイミングも重要なのです。
✔朝食は夕食後12時間空ける
✔3食決まった時間に食べる
✔朝からバランスよくしっかり食べる
『運動と食』
両方からアプローチし、食べる時間も意識してダイエット効果を上げていきましょう😉❣
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