【こわい酸化】正しい油の選び方


脂肪に変わりにくい効果が期待される油。

実はそんな油ほど劣化しやすく、保存状態や商品によっては摂らないほうが健康でいられる状態の油も存在します。


今日は油の劣化(酸化)について、正しい保存方法や失敗しない選び方についてお伝えします。



酸化とは

『酸化』とは「電子を失う反応」と定義されています。


これがどういうことかと言うと、

切ったリンゴやアボカドなどの断面が変色することや釘がサビた状態をイメージしてみてください。


「品質がかわる」、「ダメージを受ける」というような状態を引き起こすのが酸化です。


酸化は体の中で活性酵素という体をサビさせる物質を増やし、免疫力低下や老けやすい状態を招く恐ろしいものです。



油の酸化とは


植物性油脂(オリーブオイル・ごま油・えごま油など)や海産動物油脂(魚油、魚の脂身)は、不飽和脂肪酸と言われコレステロール値を下げる効果が期待できる油です。


飽和脂肪酸はバターやラードなど、常温で固形の形状をしており、とり過ぎると血中コレステロール値を上げてしまいます。


健康状態の維持のためにも、油脂は不飽和脂肪酸を中心に摂りたいところですが、


常温で液状の油(不飽和脂肪酸)は常温で固形のもの(飽和脂肪酸)に比べ、酸化しやすい性質を持ち品質が劣化しやすいのです。


✅飽和脂肪酸が劣化しない訳ではなく、酸化の影響はもちろん受ける。



油の酸化が起こる原因は

油脂の酸化の引き金になるものは光・熱・金属・放射能である。

酸化には2パターン存在する。


自動酸化

・空気中に放置しておくだけで自動的に酸化が進行するもの。

・主に不飽和脂肪酸(液体状の油)で起こる。


熱酸化

・油脂が高温で空気と接触する場合。

・同じ油を何度も使いまわす場合。


✅家庭での保管状態・使い方・使い切るまでの時間を気にする必要がある。



油が酸化しないようにするには

1.保管

直射日光を避けて保存する

常温・冷暗所での保管で酸化を起こす光から守る。

コンロの近くなど温度が高くなる場所や日の当たる場所は避ける。


オリーブオイルは冷蔵庫で保管すると白く固まる。これを繰り返すと酸化も進みやすいので冷蔵保存は避ける。


早めに使い切る

封を開け、酸素に触れた瞬間から劣化は始まるので、1カ月以内に使い切るようにする。

大きいボトルではなく小瓶で売られているものを購入するのも1つの手。


フタをしっかりしめる

使った後はすぐ、酸素に触れないようしっかりフタを閉めて保管する。



2.選び方

光を遮断した容器を選ぶ

薄い色の容器は光を通しやすく酸化しやすいので、画像でいうと右の色つき瓶タイプのものや、油が見える面積の少ない容器のものを選ぶ。


輸入オイルは信頼できるメーカーのものを選ぶ

イタリアから輸入したオリーブオイルなどは輸送中の状態によって品質が劣化した状態で届けられるものも存在する。(温度管理が行き届いてない場合)


きちんと安心できるメーカーを選ぶ「目利き」も必要。


3.食べ方

揚げ物にはビタミンエース(A・C・E)

揚げ物で多量の酸化した油を摂取する場合は抗酸化作用のあるビタミンA・C・Eを一緒に摂取する。


揚げ物に添えられているパセリはビタミンCを豊富に含むので残さず食べる。


揚げ物の摂取頻度にももちろん気を配る。


魚は鮮度が命

青魚に多く含まれるDHA・EPAも不飽和脂肪酸。


古くなった魚の脂も当然酸化するので、日常的に摂るものとしては干物ではなく新鮮な生魚を選ぶことが大切。


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体質改善には油脂の摂取量も大事ですが、品質にも目を向けることが必要です😊
















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